受験シーズンが本格的になってきましたね。
我が家にも受験生がいます。
夏休みが明け、秋の気配を感じるころになると、推薦の出願が始まり、受験のために学校を休む子もちらほら出てきます。
春から受験生として頑張ってきた子、それ以前から努力を重ねてきた子、夏まで部活動を続けて、引退してやっと受験勉強に取りかかれるようになった子…。
スタートの時期はそれぞれ違っても、この時期になると、さすがにみんな「受験モード」になってきたなと感じます。
うちの子はというと、諸事情があり、スタートが少し遅め。
九月の半ばからやっと受験勉強に専念できるようになりました。
学校や塾の先生に言わせると、ここまで遅くスタートする子はあまりいないそうです。
そんなわが子も、周りがすでに過去問に取りかかっているこの時期のスタートということで、さすがに焦っている様子。
「もう今年は無理かも…」なんて弱音を吐いたり、やたらイライラしていたりと、精神的にも不安定な日々が続いています。
勉強に身が入らない子に対して
いくら受験シーズンが本格化してきたとはいえ、全員が必死に勉強しているわけではありません。
うちの子もスタートが遅く、少しでも早くみんなに追いつかなければならない状況。
やらなければならない勉強が山積みなのに、ついスマホを見ていたり、だらだらと時間を過ごしてしまったりします。
親としては、見ていて気が気ではありません。
「そんなことしていて大丈夫なの?」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえながら、ただ見守るのは正直つらいものです。
思い返せば、自分が受験生だったころも似たような時期があったはずなのに、いざ親の立場になると不安や焦りが先に立ってしまいます。
そんなとき、親としてどんなふうに接すればいいのか―
- できるだけ柔らかく伝える
そんなことわかっています!(笑)
それなのについつい「勉強しなさい!」と言ってしまうのです。
言えばいうほど子供との関係はギクシャクしてしまうのに言わずにはいられない。
それならばせめて最大限に優しく柔らかく伝えてみてはどうでしょう。
不自然なくらいでも大丈夫。この時期の子供たちは何かに追われながら一人で一生懸命頑張ろうとしているのです。
もし、優しく手を差し伸べるように伝えることができたなら、少し子供が心の内を見せてくれるかもしれません。 - タイミングを見て伝える
とにかくタイミングは大事です。
タイミングを間違えると、伝わることも伝わりません。
イライラしてそうな時や、余裕のなさそうな時はさけて、ほっと一息ついて少しリフレッシュできたかな、というタイミングを見計らって、ねぎらいや寄り添いの言葉とともに伝えるようにします。
おやつを食べながらのタイミングもよいかもしれませんね。 - 見守りながら待つ
可能なら言わないのがベストなのです。
うちはすでに大学受験を終えた子が一人いるのですが、今回その子と全く同じことを言われてしまいました。
「『勉強しなさい』って言ったら絶対に勉強しない」
勉強をしていないから「勉強しなさい!」というのに、言えば絶対に勉強やらなくなる・・・
もうどうしてよいかわかりません。 - 寄り添う姿勢
子供にとって受験は不安なものです。
これまで、親には「うるさい、わかってる、ほっといてほしい」と言っても、不安で誰かに頼りたくなったり、時に手を差し伸べてほしかったりするものです。
今まで「ほっておいて」と言っていたのに勝手だなと感じても、何も言わず力を貸してあげてください。親が寄り添ってくれる姿勢が子供にとっての心の支えとなり頑張る力となるのです。
おわりに…
受験は、親子で一緒に成長していく時間でもあります。
親が焦る気持ちをぐっと抑えて、ただ「信じて見守る姿勢」を見せることで、
子どもは「自分を信じてくれる人がいる」と感じ、少しずつ前を向けるようになります。
頑張っている子たちが素敵な未来に進んでいけますように!
